顧客との絆〈経営コンサルティング〉
ある会社では、既存顧客に定期的にレターを出している。
既に10年以上に渡って定期的に顧客に発送する、顧客との「絆」つくりである。
A4サイズに横書きで書かれている内容は、どんなものがあるのだろうか?
・経営者自身の商売に対する考え方
・店舗における新商品展示
・商品開発秘話
・顧客のお褒めお叱りごと(その対応)
・店長のひとりごと
・社内でのできごと
・新入社員の紹介
・今月の目標(顧客目線で)
以上のような事柄が、レター通信には記載してある。
ではなぜこのようなレター通信を発行し続けているのだろうか?
その理由は、顧客と絆つくりを継続して来店客を増加させること。
このようなレター通信は結果的には売上利益の増加につながるのだが、売上や利益を上げようと思って取り組んでも成果は上がらない。
なぜなら、商売は顧客との絆つくりだからだ。
自身の儲けを先に考えるようでは、顧客から見透かされる。
レター通信など地味な取り組みを10年以上継続しようと思えば、「顧客への想い」が要ると思う。
関連記事
-
ベンチマーク〈経営コンサルティング〉
製造業や流通業のコンサルティングにおいて、ベンチマークで当該企業の問題点を仮説として持つと真因を把握
-
分かったつもりになるな〈経営コンサルティング〉
製造業や運送業の現場改善をする際に、机上だけで取組ことは業績改善につながりません。 当たり前の
-
整理整頓の勧め〈経営コンサルタント〉
現場改善を進めるうえで、まず行うべきことがあります。 それは整理整頓です。 整理とは、い
-
成功体験を積み上げること!〈経営コンサルティング〉
企業経営において、勝ち戦をすることは大切だ。 勝ち戦というと仰々しいが、小さくてもいいので何ら
-
お客さんに買ってもらうには〈経営コンサルティング〉
自社が提供する商品やサービスを顧客に買ってもらうためには、どうすればいいでしょうか? 飲料や化
-
社員の意見が出やすい方法〈経営コンサルティング〉
ある製造業でのコンサルティングにおいて、コンサルタントの私は悩みました。。
-
経営理念を浸透させましょう
どれくらいの中小企業が経営理念を作成し、組織に浸透させる努力をしているのでしょうか? 紹介をい
-
5Sは人材育成の基本〈物流コンサルタント〉
運輸運送業において、クライアントである荷主企業から物流業務を一括して請け負う、いわゆる3LPという業
-
採用したスタッフのやる気を高める方法〈経営コンサルタント〉
昨今、労働力不足が叫ばれていますが、皆さんの会社ではどのような対応をしていますか? ある製造業の会
-
物流作業の生産性を高める4〈物流コンサルタント〉
物流作業の生産性を高めるためには、何に取り組めばいいでしょう? 前回はフリーロケーションの活用につ