正しい指標管理とは〈経営コンサルタント〉
経営コンサルタントは企業が経営戦略を立案することをサポートし、施策に対して指標を設定して進捗をモニタリングする。
そういったコンサルティングもするわけだが、どのような指標を設けるかが大切になってくる。
設定する指標は、経営者が社員に明示するメッセージだと思う。
すなわち、経営者は何を重要視しており社員にどのようにして欲しいかを、指標は明確に示しているのだ。
ということは、設定する指標が経営者が本来意図していないものであったり、誤った指標を設定してしまうと、組織をミス誘導してしまうことのなる。
その意味では、指標とはまさに、インセンティブであると思う。
どのような指標を社員・チームに示すのか、社員たちに何に集中して欲しのか。
指標が真の目標を言い表していなければ、社員・チームに本来の目標を見失わせてしまう。
指標管理においては、定量化できるものとできないものがある。
定量的な目標にばかり目を向けるよう社員・チームに仕向けていると、定性的な目標は達成できないものだ。
数値だけのマネジメントでは、なんだか味気ない。人間味を感じない。
数値を設定して指標管理することで短期的に目標を達成しても、それは現在に最適化できたということであって将来を犠牲にしていることになっていないか?
物事を正しく進めるためには、経営者が何を測定すれば社員がそれに反応して行動を起こすのかを、しっかり認識しておく必要がある。
定量化できる指標だけでなく、定性的な指標も設定して正しく指標管理していこう。
関連記事
-
物流総合効率化法の改正〈物流コンサルティング〉
2月に物流総合効率化法が改正されてから、物流業界では様々な動きが出てきている。 東京都多摩地区
-
真の改善活動とは〈経営コンサルタント〉
製造業の現場や運送業の物流センターの改善活動をコンサルティングする中、標準作業の重要性を指摘している
-
数字で経営を掴む(経営コンサルティング〉
製造業や運送業の経営コンサルティングをしている時、どんな現場であっても、数字で経営の実態を把握すると
-
経営改善,改革〈経営コンサルティング〉
経営改善や改革を支援する時、プロジェクトが立ち上がったら目標を決めます。 その際に二つの目標を
-
売上利益アップのために〈経営コンサルタント〉
経営改革,改善に取り組んでいくと、必ず、業績は改善する。 事実、弊社キー・ロジがご支援する企業は全
-
チーム編成〈物流コンサルティング〉
物流コンサルタントとして物流改善に取り組んでいくとき、大型物流センターの場合、プロジェクト内でもチー
-
リーダーシップを発揮する〈経営コンサルティング〉
リーダーシップとはなんでしょうか? 色々な答えがあるとは思いますが、例えば、このように言えるで
-
改善活動を定着させるヒント〈経営コンサルタント〉
製造業や運送業、サービス業をコンサルティングする中で、つねに意識しているのは改善活動を定着させること
-
決められない病から脱却する〈経営コンサルティング〉
顧客からの紹介でコンサルティングを実施することがよくあります。 顧問先には二つのパターンがあり
-
ムダに気づこう〈経営コンサルティング〉
クライアント企業の業績向上を支援する、経営コンサルタントとして現場を診ると、「ムダに気づいていない」
- PREV
- 第11回しんきん合同ビジネス交流会に出展しました
- NEXT
- リーダーの役割〈経営コンサルタント〉